新・東京スピニングパーティー2018に山田が初出店
テーマは手紡ぎ。常々、素材の提供を目指していた者として藍染の羊毛はどの位需要があるのか?
国産羊毛(羊まるごと研究所)・外国産スライバー・フェルトポーチ・絞り軍手・絞り手拭・絞りカシミアマフラー・絞りウールマフラー ・段染め麻綿ストール・絹ストール・段染め綿ストール・絹糸・ ウール糸・手紡ぎ手編み帽子マフラーなど
押し寄せる人々、初日は途切れることがなかった。
30年間種を採り続けている工房の藍も連れて行った。
10gの中に遊びを込めたフェルト丸ポーチ
ニット製品に関心を示す人はほぼ皆無。なぜなら、自分で紡いで編めるから。
藍色の発色が良いテクセル種オス(羊まるごと研究所)
2日目のお昼を過ぎた頃。残るのを恐れないで沢山持って来るべきだった、結果論。
混雑から離れたところで、なんかとってもいい感じでした。
十勝上空、帰りの飛行機の窓から
羊まるごと研究所(ひま研)について
東京スピニングパーティーにとって、羊まるごと研究所の酒井伸吾氏は欠かせない存在の一人である。
初めてひま研の羊毛を手にした時、ゴミの少なさとクリンプの美しさに強く惹かれた。どんな人がやっているのか、毛刈りが終わる時期に牧場を訪ねることにした。一方、所長の酒井伸吾氏は、自慢のジャコブを藍に染めた私に対し複雑な心境でいたようである。
余談であるが、ジャコブに藍の縹色を掛けると青~灰~焦茶~黒の段階が得られるのである。これを紡いだ糸から見事な生地が織り上がったのは言うまでもない。
話を戻す。私は他の羊飼いをよく知らないが、酒井伸吾氏が真の羊飼いであると断言する。彼にとっては羊の全てが価値あるものであり、また、羊の関係以外でも人との繋がりを何よりも大切にする奴なのであった。
親指が5本!? ひま研の羊毛にセカンドカットがほぼ見当たらないのは、この手を見れば納得。